
2023年05月07日
犬の施設を利用する時、証明書の提示を求められる理由

ご利用いただくときに、
1年以内の混合ワクチンの証明書 または
抗体証明書
を確認させていただいています。
これは、ペットの施設を利用する時は
大体求められることです。
犬の施設で各種証明書の提示を求められる理由
犬の混合ワクチンとは、伝染病を予防する目的で
接種します
お互いに移さない様にするために予防が
なされているかを確認します
最近は抗体検査が可能な病院もある
ワクチンで予防できる病気で
致死率・感染力の高い病気に対しての
抗体の検査です
ワンちゃんの為の施設では、
不特定多数のワンちゃんが、色んな所から
やってきます。そして、大体が数10分~
数時間、数日を同じ空間で過ごします。
感染が広がりやすい環境と言えます
抗体証明書でも大体の施設で利用可能
以前は、年に1度混合ワクチンを接種する事が
通常でした。
ただ、ワクチンには副反応のリスクはあります。
実際、副反応が出てしまった子もいると思います。
また、毎年の接種に疑問を持つ方もいます。
そして、何年か前にワクチンのガイドラインというものが、
WSAVA(世界小動物獣医師会)から発表されています。
※ネットでガイドライン見れますので、
気になれば検索してみてください。
これによって、
・接種は毎年とは限らない
・証明書が必要な場合には抗体証明の発行
という病院が最近増えてきました。
何年か前に発表はされていましたが、
ここ数年で増えてきたかな~という印象です。
このガイドラインによると、
「子犬のワクチン接種は必要」
「重篤化で危険になる病気の予防(コアワクチン)
は、最終接種から3年以上空ける」
「その他の病気の予防(ノンコアワクチン)は、
生活環境・スタイルで予防するべき病気もある。
必要なものを適した間隔で予防する」
「ノンコアワクチンが必要な場合、
毎年打つ事になる状況も出てくる」
※獣医師ではない私が、ガイドラインを読み
調べた情報なので、
詳しくは、自分でも調べて先生にも
聞いてみてください。
これが「ガイドライン」である事も重要
ガイドラインとマニュアルは違います
ガイドライン=「目指すゴールの提示」
ゴールを達成するための
ルール(判断基準・方向性・・・など)
が、記載されています。
あとは読み手がゴールに向かって、
方法を選びながら実践していく。
ルールとゴールが書いてあるだけのもの。
マニュアル=手段、順番も書いてあり、その通りに行うと
みんな同じ結果になる
調べる時に、色んなサイトも参考に
しましたが、
一般の飼い主さんのサイトで
マニュアルの様に解説している物も
あったり、
ガイドラインを導入しない病院の理由を
断定しているものがあったりしました。
その辺は、獣医師としての専門家の
視点で見たときに、導入しない理由もあるでし
ょうし、先生によって考え方も違うので、
一概に言えないのかなとは思います。
導入している病院も、していない病院もある
ガイドラインとは前述した通りなので
導入していたとしても病院により、
ワクチンプログラムは違い、
抗体検査をした場合でも、変わってくる
と思います。
年に1度の接種を推奨する病院もあります。
どちらも先生の方針なので、どういった理由でなのかは、
病院で聞いてみるしかありません。
抗体検査を希望する場合には、
飼い主さんが探して行く必要があります。
予防はしよう
予防の仕方は病院の方針で変わりますし、
抗体検査をした場合でも変わります。
接種が心配な場合は抗体検査という
選択肢は増えました。
施設の利用をする為のマナーとして。
災害時の避難した場合には、
予防がなされていれば安心ですし、
大事なことです。
Posted by ベティ at 21:44│Comments(0)